ゴム製品の表面状態は、全て加工した金型キャビティーへのフィニッシュ処理の肌目がそのまま100%、ピュアに露出してしまいます。よって金型キャビティーへの最終処理の方法で全て決定します。特に表面の状態を意識しない場合、金型キャビティーを通常で研磨し、研磨跡がそのまま地肌になる『磨き処理...
もともとシリコーンは非接着という性質を持っていて、その性質を利用して様々な商品に利用されています。例えばセロテープやガムテープなどは、粘着面をぐるぐると巻き上げたものですが、引っ張れば簡単に引き剥がせます。それは、粘着面の反対側の面(ツルツルした面)には薄いシリコーンの層があるか...
一般にゴムの熱硬化のことを加硫/架橋と呼ばれます。加硫とは、生ゴムに硫黄を混ぜ合わせた上で加熱する事により引き起こる化学反応で、ゴムの分子鎖同士の一部分を硫黄が結合させる編み目状の構造になることをいう。この化学反応を経て、ゴムは強靱な弾性と安定した耐熱性を持つようになる。一般に「架橋...
インサート成形法は、インサート(金属部品等の挿入物のこと)を金型が開いている間にキャビティに装着し、その後金型を閉じて射出成形する方法です。 真鍮製のねじやシャフトをインサート成形したハウジングや、金属端子や接点をインサート成形した電子部品などの射出成形に使用されていま...